2018年10月
これからPHPを勉強してWEB開発をする人は何かしらフレームワークを使うことになると思います。
PHPのフレームワークはたくさんあり、どれを勉強したらいいか迷う人もいると思うのでこの記事を書きます。
とは言っても僕はあまり最近はガンガンシステム開発をしていないので客観的な情報から判断してみようと思います。
その前に一応フレームワークとは
PHPというプログラミング言語を学ぶ人の99%はWEB開発をすると思います。
そしてWEB開発はMVCモデルという3つの要素によって成り立っているのが一般的です。
このMVCモデルをベースに更にWEB開発を簡易的に行えるようにしたものがフレームワークです。
具体的には、DBの接続やMVCのそれぞれの配置先を指定したり、クラスやメソッド名にルールをつけて誰が作っても同じようなコードになるようにしています。
これをすることで、開発工数の削減やバグの軽減、セキュリティの強化などが出来ます。
PHPだとちょっと前まではCakePHPというフレームワークが人気でした。
あとはSymfonyやZendもあります。
最近ではlaravelというフレームワークも人気なようです。
PHPのフレームワークはたくさんあってどれがいいんか選ぶのが難しいです。
もちろん、参入したプロジェクトで指定のものがあればそれを使わなければいけませんが、とりあえず勉強するならどれがいいか。
僕もどれがいいか分かりませんが(笑)、今回は「PHP Laravel」「PHP CakePHP」「PHP Symfony」について色々調べて比較してみます。
客観的情報1:検索トレンド
検索トレンドとは、簡単に言えば最近よく検索されるキーワードのことです。
Googleトレンドというサイトを使うと簡単に検索することが出来ます。
検索が多ければそれはつまり、利用している人が多い=人気だということですね?
このサイトを使って過去10年を調べてみました。
結果は以下の通りです。
2016年くらいまでは CakePHP が人気だったようです。
僕もこの頃たくさんCakePHPを使って開発をしました。
というより僕はCakePHPのお陰で稼ぐことが出来たと言っても過言ではありません。
しかし、2012年の中頃から Laravel が検索されるようになり、2016年6月に遂にトップに出ました。
その後も右肩上がりで、この情報を見る限りではこれから勉強するなら Laravel が一番よさそうです。
客観的情報2:検索ボリューム
これはGoogle広告のキーワードプランナーというのもを使います。
まあやってみて思ったんですが、結果は具体的な数値になるだけでGoogleトレンドと変わらないです。
一応、2018年10月時点の月間検索ボリューム数を調べた結果です。
Laravel | 18,100 |
---|---|
CakePHP | 6,600 |
Symfony | 1,900 |
上記の通りやはり Laravel が良さそうです。
文字通り桁が違いますね!
客観的情報3:案件数
次は案件数です。
どんなに人気があって検索されても仕事が無ければ意味が無いです。
フリーランスが仕事を探すのに有名なサイト3社を検索し、2018年10月時点で募集中の案件の数をまとめてみました。
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
Laravel | 47 | 5 | 5 |
CakePHP | 63 | 8 | 26 |
Symfony | 7 | 1 | 0 |
おや??
これを見ると CakePHP がまだ強いようですね。
まとめ
ここからは僕の勝手な推測です。
検索ボリュームはLaravelが多いのに案件数はCakePHPが多い理由を考えてみました。
(理由1)システム開発は通常開発したらその後も保守などの案件が出てきます。
その為、CakePHPが人気だった頃に作成されたシステムの保守案件が多いのではないでしょうか。
(理由2)フレームワークは便利ですが、どんなにベテランでも新しいフレームワークに触れる場合はある程度勉強が必要です。
CakePHPについてはそこそこ知識が広まり、新人には社内の資料で教育が出来る環境が作られたのではないか。
その為CakePHPの検索数が減少した。
逆にLaravelはまだベテランの人も勉強する必要があり、検索数が増加している。
上記のことから言えることはやはりこれから人気が出てくるのはLaravelだろうと思う。
ただ、現存するCakePHPで構築されたWEBシステムがまだたくさんあるためしばらくはCakePHPの案件もあるだろう。
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