データベースに既に登録されたデータに対し、内容を書き換えることを更新といい、SQLのUPDATE文で行います。
SELECT同様に更新対象データを絞り込んで対象カラムのデータを書き換えるので、SELECT文をちゃんと勉強していればUPDATEは簡単です。
SELECT文は「データベースからデータを取得するSELECT文(SQL)の基礎と構成」をどうぞ。
UPDATE文の基本構成
UPDATE テーブル名 SET カラム名1 = 値1, カラム名2 = 値2, ・・・ WHERE 条件式;
青い部分はデータを更新するUPDATE文の構文です。
テーブル名には更新対象のテーブル名を指定します。
SET の次に更新するカラム名と更新する値を指定します。
複数のカラムを更新する場合にはカンマで区切って指定します。
WHERE は省略も出来ますが、省略すると全てのデータが更新されます。
条件を複数指定する場合は AND や OR を使って指定します。
詳細はSELECT文で解説していますのでそちらをご覧ください。
UPDATE文のサンプルコード
例えば以下のテーブルがあるとします。(テーブルの作り方はこちら)
ユーザーテーブル(user)
ID | ユーザー名前 |
---|---|
1 | 田中 |
2 | 鈴木 |
3 | 山田 |
4 | 鈴木 |
この id が 3 の山田さんが結婚して佐藤さんになったとします。
1 |
UPDATE user SET user_name = '佐藤' WHERE id = 3; |
このように書けば「佐藤」に更新されます。
WHEREを省略すると全員 佐藤さん になってしまいます(笑)
UPDATE文は複数行をまとめて更新することが出来ますが「WHERE user_name = ‘鈴木’」のような指定の仕方をすると想定外のデータを更新する可能性があります。
その場合はしっかりテストをして注意してください。
基本的にはプライマリーキーを指定して更新するのが無難です。
まとめ
データベースに既に登録されているデータを更新するにはUPDATE文を使う。
UPDATE文はSELECT文をしっかり勉強していれば難しくはない。
複数行まとめて更新する場合はしっかりテストをしてバグが出ないように注意すること。
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