タイで会ったまなぶさんと一緒にボリシャル(バングラデシュ)へ向かいました。
まなぶさんの彼女が青年協力隊で働くボリシャルという街に行きました。
青年協力隊とは、独立行政法人JICAが行っているボランティア団体のことで、途上国の貧しい町で勉強を教えたりしているらしいです。(違っていたらすみません)
てっきり僕はそれを見学に行くんだと思っていました。(あまり長い旅ではないので参加はしません。)
でも、待っていたのは資本主義の現実ですね・・・。
9/13(土) ダッカ→ボリシャル(バングラデシュ)
ダッカからボリシャルへは船移動
バスで向かう予定でしたが、バスがいっぱいだったため船で移動することになりました。
船の値段はシングルで800タカ(約1000円)。雑魚寝で200タカ(約250円)。
日本円に換算すると800タカでも全然安いですけど、雑魚寝と比べて4倍もする!と思ったら雑魚寝チケットを購入してしまいました。
これが最悪な船旅の始まりでした。
乗船後、個室をとっていたまなぶさんに荷物を預け僕は甲板へ行きました。
今この船は川を進んでいるのですが、川が広すぎて海のようです。
遠くにかすかに対岸が見え、それがなんとなくきれいに見えました。
暑い国ですが、夜になると急に冷えてきて、風のせいでより寒さが増します。
あまりの寒さに寝袋をとりにまなぶさんの部屋に行ったのですが、返事が無い・・・。寝ているようです。
僕は風邪の当たらないところを探し身をまるくして寝ることにしました。でも寒い。
そんなことをしていると現地の大学生がなにやら声をかけてきました。
この国では外国人が珍しいようで、しょっちゅう声を掛けられます。
彼が確保した毛布(寝床)で電子辞書を片手に会話をしているとどうやらダッカ大学というところの大学生ということが分かりました。
ダッカ大学は後で調べると日本の東京大学のようなところで、レベルも同等らしいです。
彼のおかげでなんとか寒さをしのいで朝を迎えることが出来ました。
貴重品が盗まれないか心配だったのであまり眠れませんでしたが。
起きたら彼が一言。
give me some money.
あー。そういうことなんか。
これは俺にも聞き取れた。
俺はお金を全然持っていなかったので、ポケットに入っていた日本の5円玉をあげました。
ボリシャルの場所
Googleマップ上ではバリサールという名前でした。
まなぶカップルが一番汚い
朝5時ごろ船はボリシャルに到着し、CNGでまなぶさんの彼女の家に行きました。
メイン道路くらいしか舗装されておらず、めっちゃ揺れます。
シートもクッション0で、我慢しているうんこが漏れそうだったのはここだけの話です。
到着したマンション。
なんか階段とか石むき出しやし段差も一つ一つ違う。
これがボリシャルで一番高級なマンションらしいです。
中に入ると・・・普通(笑)
お世辞にもきれいとは言えませんが、電気もインターネットもあり快適な空間でした。
とりあえずシャワーをあびて昼過ぎまで寝ました。
暑い。タイよりは北やけどめちゃくちゃ蒸し暑い。
昼から一息ついてからさっそく仕事の話。
どんなボランティアするんかな?って期待するとなんかシステム作れって話をされました。
不審に思いながらもどんなシステムか聞くとガチで一人で作ったら大変なレベルのやつですよ。
クラウドファンディングのシステムを作れって話です。
「飯と住まいを提供してやってんやからー」って恩着せがましく言いますけど、全然足りないです。
そもそも全然話が違いますし、2ヶ月じゃ絶対無理です。
まじアホらしくなってきた。
完成出来んのなら今すぐ出てってくれって言いますしね。夜7時に。
なんかなー。関西弁やできつく聞こえるだけか?いや、知らないだけだろう。ITビジネスを。
バングラデシュにきて一番物乞いみたいに「くれくれ」言うのは日本人やった。
金があっても心が貧しいんだな。俺はそうはならないでおこう。
明日の朝には出よう。
晩飯はナンとタンドリーチキンみたいなものを食べました。
これは・・・まじで美味しい!笑
恩着せがましく言われるのが嫌なので自分の分の食料と水を確保いにスーパーに行いきました。
広さはコンビニくらいで品揃えはコンビニ以下。これがこの町のメインスーパーらしいです。
ダッカの時点でだいぶ衝撃的でしたけど、ボリシャルはダッカを軽く超えてきます。
アフリカの草原の少数民族みたいな感じです。
外国人が珍しいのか外歩くとみんな立ち止まってこっち見る。
スーパーの店員まで写真撮ってくる(笑)
スーパーで飛行機の中でもらったマンゴージュースを発見!
これもめっちゃ美味しかったから購入。
5個買っといた!5個で75タカ。100円くらい。安い!!
帰りは疲れたのでリキシャに乗りました。
リキシャとか1回20タカくらいで乗れます。30円くらい。
ベンツを運転手付きで乗り回すベンガル人もいるのに、貧富の差が激しすぎる国です。
スーパーから帰ったら停電してました。
このボリシャルで一番高級なマンションも真っ暗です。
住人の中でも特に金持ちは非常電源装置付けてるみたい。
まなぶ宅もついてたけどネットは出来ん。
もうまなぶ宅はおなかいっぱいです。
早く抜け出したい。
トンボ帰りになりますが、明日ダッカに帰ります。
まとめ
1泊ですが、寝床を貸していただいたまなぶ氏には本当に申し訳ないと思っています。
でも、くれくれ言う人間あまり好きじゃないんです。
1泊だけ泊めてくれてありがとうございます。
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