遂にインドに突入しました。
世界一周の旅に出る前に「インドは価値観が変わる」というようなことをたくさん聞きました。
正直インドの前にバングラデシュに行ってるからどうなんだろうと思いつつも、そこはやはりインド。
期待を裏切りません。
9/18 コルカタ(インド)
ヤギの首切り儀式のあるカーリー寺院
目覚めたのは朝7時過ぎごろ。
昨日はバングラデシュからの入国の後3時に宿に着いたので4時間ほどしか寝ていません。
しんどいけど、今日は朝から宿のみんなとカーリー寺院というところにヤギを捧げる神聖な儀式を見に行ってきました。
なんでも、目の前でヤギの首を刎ねて神に捧げるそうです。
宿を出てすぐのバス停の前に着くと、社会の教科書で見た光景がありました。
バングラデシュもすごかったけど、変わらず大変なとこにきたな。
僕のメンタルは世界一周するまでもつのだろうか。
今すぐ日本に帰ってもみんなに優しくできそうです。
ヤギの首ちょんの儀式をするカーリー寺院に到着。
次の写真が、ヤギ専用のギロチンになります。
儀式は毎日やっているものでは無いようで、たまたま今日はあるらしい。
正直儀式はかなりショッキングなものでした。
でも僕達がいつも食べる鳥肉や牛肉は、元は当然生きてたんやもんな。
目の前でヤギの頭が跳ねられるとこを見て神聖さというより、僕はいつも命を頂いているということを実感しました。
しかし、あまりにもショッキングで、そのあとしばらくヤギの鳴き声とかがキツかったです。
さて、もう現金が無いけどどうしたらいいのかな。
今までは日本から持ってきた現金を換金しながらやり過ごしていたけど。
同じ宿の学生に教わり、この旅初のATMへ。キャッシングという方法で現地のお金を入手出来るらしい。
まずは1万ルピーゲット。2万円分くらいあります。よし!!笑
お金もゲットしたしうまいもん食いに行ってきました。
コルカタは魚介類が美味しいらしくて魚をチリソースで和えたものを注文しました。
魚臭さが抜けてなくていなかったけど、100ルピーと安いのでよしとします。
マザーテレサの見てた世界
今日はマザーテレサのボランティアに参加します。
朝6時に起き、宿から歩いて5分のマザーハウスまで行ってきました。
マザーハウスには当たり前ですが、マザーテレサが住んでいたらしいです。
そしてここにマザーテレサのお墓があるらしいです。
マザーテレサのことなんてほとんど知らないけど、それでもとても神聖な場所に感じるほど有名な人。
今日はそんなマザーテレサが立ち上げた施設でボランティアをします。
僕はそんなに清い心を持った人間じゃないけど大丈夫かな?笑
せっかくなので体験してきます。
バスで30分くらい?ダヤダンと言う障害児の施設に着いた。
ダヤダンは数ある施設の中でも一番大変なとこらしいです。
僕は英語全く話せないので、英語ペラペラな大学生に着いて行ったらここに来てしまった。
まずやったことはベッドメイキングに洗濯。なんてことない。
次は子供達のストレッチを行います。
つまりいよいよ子供達とご対面てこと。
部屋に入ったときの衝撃はすごかった・・・。
本当はそんな風に思ってはいけないのは分かるけど、けど・・・。
日本にもそういう施設はあるしきっと大丈夫と思ってたけどいざ対面すると受け入れ難い現実だった。
何度も言うけど、僕は清い心など持っていません。
そしてこのブログでは感じたことをありのまま残そうと思います。
僕が如何に器の小さい人間かばれちゃうけど、今感じたことを後で思いだせるようにありのままを残したいです。
狭い世界で生きてきて色んなものに偏見を持っているため不愉快に思う方もいるかもしれませんがご了承ください。
話を戻すと、部屋にいたのは20人ほどの子供達です。
全員脳や体に障害を持っています。
軽い子もいれば、もはや呼吸する人形のような子供もいるし、目が見えない子供もいます。
部屋に入った瞬間気持ち悪いと思ってしまいました。
なんだコレって思ってしまった。
そして目を背けた。現実を見ることが怖かった。
でも俺は日本人。与えられた仕事はこなす。そんな日本人でよかったと思う。
よだれも垂れ流しの彼?彼女?を抱っこして、強制的に立たせるボックスに設置する。
足の筋肉を鍛えるのが目的のようだが手作り感満載のボロい装置で固定していく。
大丈夫?よだれが手につく。病気の感染が怖い。
次に別の子供の腕に手作り感満載のギブスをつけて腕立ての姿勢にする。腕の筋肉を鍛えるため。
たったこの二つの作業で疲れてしまった。
座り込んでる俺に10歳くらいの女の子が近付いてきた。もちろん障害者。
障害者特有の顔つき。自由に動かない手足。だけどめちゃくちゃ笑顔なのが分かる。
ちょっとずつだけどそれでも一生懸命這いつくばりながらこっちに来る。
俺の中で何かが壊れた。何か一つココに俺を残したいと思った。
その女の子は俺と遊びたくて近付いてくる。だったら目一杯相手をしてこの子の記憶に俺を残そう。
俺はなんのタメに旅に出た?狭い世界観を壊したいからだろ?まったく違う世界を感じたいと思ったからだろ?この世界だって同じじゃないか。今この世界を受け入れられないなら俺はこれ以上旅をする意味が無いとだろ。
とにかく俺は今目の前の女の子をまず受け入れようと思った。甥っ子の相手をするように接した。笑顔を笑顔として受け入れた。手も繋いだしよだれも拭いてあげた。
なんだ。ちょっと障害があるだけで普通の女の子じゃないか・・・とは思えなかった。ごめん。
でも最後まで受け入れようとしたよ。ご飯も食わせた。
マザーテレサを目指す訳では無いが、マザーテレサが見ていた世界をほんの少しだけ見ることが出来てよかったと思います。
でも、1日参加して現実を受け入れられない自分すらも受け入れず、このままでいいのか?
ということで翌日も同じ施設に行ってきた。
施設についたら不意打ちのように子供達が出迎えてくれました。
子供達はお風呂に入るとこやったらしく、対応は女性スタッフしか出来ないらしいです。
男は荷物を置いたら屋上で洗濯。
洗濯を終えたら昨日と同じようにストレッチ。
何をするかは昨日もやったからなんとなく把握している。
でも、ストレッチのときの痛そうな顔はやっぱ受け入れがたい。
昨日もいた中国人の女の子。一緒にマザーハウスからきたボランティアに来ました。
子供がママァって言うとハーイと返事してる。一瞬マザーテレサに見えました。
この中国人の女の子も長いみたいで、テキパキとこなします。
そして何故か僕には厳しい。いつも英語で怒ったように指示してきます。
今日は3人の子供にご飯をあげました。
二人は不自由なベロでほんとに美味しそうに食べる。
インド人みたいに手でご飯あげた。初めての手を使った食事が自分じゃなかった。
お腹が空いてたのかあっという間に二人分終わった!
三人目もこの調子でいこうと思ったのに三人目はあんま食べてくれない。
しかめっ面でずっと首を左右に振ってる。なんかちゃんと食べてくれないのがイラつく。
昨日より前向きに色んな経験が出来たと思います。
受け入れ難い環境も受け入れようとする姿勢だけで受け入れることが出来ることもあるみたいです。
なんか無理したかな。熱っぽいです。
ソナガチという売○街で体験した男
コルカタの風俗街ソナガチに行ってきました。
風俗と言うより売春街な感じです。
日本の夜の街のような華やかさはまったく、廃墟に人が住んでいるような場所です。
写真はNGだったのでありません。
仕事が無いため体を売って生活しているのでしょうか。
後で知ったのですが、ネパール人が多いそうです。
ここはエイズ感染率40%らしくとりあえず街並みだけ拝見して出ることに。
街全体の臭いも不衛生な感じでエイズ以外の病気も心配になります。
エイズはゴムを付ければほぼ感染しないそうですが、ここではそういった行為を行いたくないです。
と思っていたら、一緒に散策に来たふくちゃんが「俺いっぱつ行ってくるわ!」。
え??まじで!?笑
入ったかと思ったら10分ほどで出てきました。
ゴムは用意してくれたらしいけど、彼は不安だからと日本から持参したゴムで行ってきたそうです。
勇気あるというか、いらんリスクを背負ってるな。
コルカタでお世話になった宿サンタナコルカタ
1泊たしか350ルピー。700円くらいです。
夕食は別料金でしたが日本食が食べれます。
キッチンはありますが、利用は出来ませんでした。お湯沸かすくらいは大丈夫です。
インドにしては高いですが、言って700円なんで超お得です。
全部で5泊くらいしました。
私ごとですが、宿の主が僕が高校時代にバイトしていたかつ丼屋の店長に似てました(笑)
ナイスという薬を飲んでみた
コルカタにいる間に体調を崩してしまいました。
毎日下痢で日本から持ってきた整腸剤などを飲んでみますが全然改善されません。
インドのコルカタでは、風邪をひいたらナイスという薬を飲むらしいです。
風邪を治すというより、体をハイにするらしい。大丈夫でしょうか?笑
たぶん、レッドブルとかと同じような感じだと思います。
粒が大きいので飲みにくいです。
飲んだらなんか元気になってきました!笑
熱っぽさはありますが、全然普通に活動出来る感じです。
何故か下痢も治まりました。
現地の病気には現地の薬なのかもしれません。
まとめ
たまには贅沢をしに、29歳男性かずまさとお酒を飲みに行ってきました。
キングフィッシャーってビールがアルコール8%できつい!
タンドリーチキンめっちゃうまいけど、ぶっちゃけどれ食ってもカレー味!
ちょっと高級な店やったけどお会計は二人で800ルピー。1600円。
俺も貧乏旅行やけど、二日間のボランティアを終えたご褒美です。
ボランティアしんどかったけど、ほんとにいい経験が出来たと思います。
壁はいつも自分の内側にあるもんやと思う。
壁を壊すのはお父さんでもお母さんでも上司でも部下でも無い。自分だと思う。
自分が変わらないと目の前の景色は変わらない。
日々変化する景色。それは旅のせいもあるだろうだけど、色んな人との出会いで自分自身が変化しているというのもあるだろうと思います。
もっともっと色んな景色をみたい。
ありのままの世界をもっともっと感じたい。
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