イスラエルの個人的なイメージは「戦争してて危ない」です。
シリアが一番危ないのかもしれないけど、中東はとにかく戦争というイメージがついてまわります。
イスラエルのバックにはアメリカがついており、イスラエル入国時にパスポートにスタンプを押されると、アメリカと敵対する国に入国出来なくなるという話を聞きました。
なんとかスタンプ無しで、世界一神秘的なキリスト、ユダヤ、イスラムの聖地を観光してこようと思います。
10/13(月) アンマン(ヨルダン)→エルサレム(イスラエル)→アンマン(ヨルダン)
イスラエルとパレスチナの歴史
だいぶ前にテレビで見た情報なので間違っているかもしれません。
正確な情報が欲しい方はGoogleで検索してください。
- 元々はイスラム教のアラブ人が住んでいました。
- 第一次世界大戦のとき、イギリスが戦争に勝ったらパレルチナにアラブ人の国を作ると約束しました。
- イギリスはヨーロッパで迫害を受けていたユダヤ人にもパレスチナを上げるよと約束しました。
- 戦争終結後、パレスチナにはアラブ人とユダヤ人がお互いイギリスと約束したと主張し陣取り合戦になりました。そのときイギリスは見て見ぬふりして逃げちゃいました。
- ユダヤ人のイスラエルと、アラブ人のパレスチナが出来る。
こんな感じだったと思います。
でも元々はユダヤ人もアラブ人も仲良く暮らしていたそうです。
悪いのはイギリスな感じがするのは僕だけでしょうか。
イスラエルにスタンプ無しで入国するルート
イスラエルはまずエジプト側から入国するとスタンプを押されるそうです。
数日前にイスラエルとエジプト国境付近でバスが爆破されて全員死亡したニュースも見たのでそこには近づきたくないです。
イスラエルへの入国は、ヨルダンのアンマンからキングフセインブリッジってとこを通って入国するのが王道です。
普通に行けばパスポートにスタンプを押さずに、別紙に押してくれます。
たまにスタンプを押される人がいますけど、パスポートを渡すときに「ノースタンププリーズ」と申し訳無さそうに言えば大丈夫です。
バスで行く場合は、コーダホテルからタクシーでまずバス停に行きます。2ディナールでいけます。
そこから国境までは10ディナールでいけます。
3~4人いる場合は直接国境までタクシーで行ったほうが安くなります。僕らは1台8ディナールで行ってくれました。
バスでもタクシーでも国境手前で降ろされ、そこからバスに乗ります。(すみませんバスの値段は忘れました。)
ヨルダン側の国境で出国税が取られます。出国税は10ディナールでした。
イスラエル側に着いて入念なチェックがあります。
滞在目的やホテルの名前と住所、あと滞在日数が聞かれます。僕はおじいちゃんとお父さんの名前も聞かれました。
イスラエル側のイミグレを抜けてジャンボタクシーみたいなバスでエルサレムの町まで移動します。
ジャンボタクシーはヨルダンのお金でいけます。10JD(1500円)。座席が全部埋まらんと発射しません。
これでイスラエルの首都エルサレムに到着です。
入国したばかりでお金が無いのでATM探してたらオサレな街みつけました。
まじでただの先進国です。
とりあえず400シュケル入手して宿へ戻りました。
宿へ戻る途中ケバブ食べました。ケバブ大好きです。
晩飯は自炊。エベちゃんがパスタ作ってくれてみんなで食べました。
パスタはヨルダンで買いまくったものです。
イスラエルは物価が高いので、貧乏旅行の場合はヨルダン側で保存が出来るものを買って入国すると節約できます。
ただ、ヨルダンで食材買うと安いですけど、ビン系はやめたほうがいいです。
イミグレのおっさんの荷物の扱いはまじで悪く、僕もトマトソースが割れちゃいました。
割れることも想定してビニールに入れてタオルでくるんであったので他の荷物は大丈夫でした。
缶なら大丈夫ですし、トマトソースくらいはイスラエルで買っても安いです(笑)
観光は明日からします。
キリスト教の聖地「キリストの墓」
イエス・キリストが十字架を背負って歩いた道をお墓まで歩くことが出来ます。
観光地化されていて十字架を背負った場所、躓いた場所とか分かり安く看板があるけど英語です。
地球の歩き方などを見ながら歩くのがいいです。
キリストの墓では、号泣している人がたくさんいました。
日本人は宗教を重んじなく、僕もそうです。
泣いている彼らの気持ちはあまり分かりませんでしたが、神秘的なものを感じました。
ユダヤ教の聖地「嘆きの壁」
なげきの壁は夕方行くと人いっぱいいます。
ユダヤ教の人は見れば分かります。
黒い服を着て黒い帽子をかぶり、みんなもみあげが長いです。
女性は見分け難しいです。
そして、彼らは祈ることが仕事らしいです。
税金で生活してます。
銀行の仕組みを作ったのはユダヤ人らしく、世界中の銀行からお金が入ってくるそうです。
僕が地元の銀行でATMを利用する手数料などからも支払われているのでしょうか。
たくさんの黒服集団が壁に向かって祈る姿は圧巻です。
日本との文化の差があまりにも不自然で見入ってしまいました。
地元では税金で飯食ってるからひがまれており、ペンギンと言われてバカにされてます。
イスラム教の聖地「岩のドーム」
岩のドームには入れませんでした。
警備員の人の話では入れる曜日があるからまたおいでと。次は土曜らしいです。
土曜日になり再度挑戦しましたが、また入れませんでした。
岩のドーム中には入れなかったけど、外から写真だけ!
中も見てみたかったな。
下の写真からも分かる通り、嘆きの壁と岩のドームはすぐ近くにあります。
キリストの墓もそれほど離れていません。
全てエルサレムの旧市街の中にあります。
パレスチナ観光
パレスチナ自治区にあるベツレヘムって街に行ってきます。
治安は悪いらしいです。気をつけます。
荷物をまとめ、バス亭でバスを待っていると、メインバッグにパスポートを忘れたことに気付きました。
慌てて取りに戻りましたが絶対に間に合わないため、みんなには先に行ってもらい僕は30分後の別のバスで向かいました。
一人でパレスチナ入るのとか不安でしょうがないです。
バスに乗りしばらく進むと軍人だらけのとこへ。
バス内でパスポートチェックされました。怖い。
チェックを終えて出発するとすぐに仲間の姿が見えました。
見えるところで待っててくれたみたいです。
さて色々ありましたが無事ベツレヘムに到着しました。
綺麗なエルサレムの街と比べると北斗の拳みたいな世界です。
有名な落書きはそこら中に点在していて歩くと結構しんどいです。
パレスチナはタクシーをシェアして観光して回るのがよいです。一人100シュケル(3000円)。
少し高いですが、治安の悪いパレスチナを歩いて観光するよりはいいです。
今回はメンバーに女性もいたのでなおさらです。
少女が兵士のボディーチェックする絵や、手榴弾の代わりに花束を投げる絵。
俺には作者の気持ちを理解する力は無かったけど、あまりにも不自然で平和を感じない絵は若干気持ち悪く感じた。
でもこの絵こそ日本では感じられない現地市民の感情なんだろうな。
見れてほんとによかったと思います。
ベツレヘムにはキリストの産まれた場所もあります。
キリスト教の人達はみんなその場所を触って行きます。
泣く人もいる。それくらい神聖な場所。
下の赤いカーテンの中でキリストが生まれたそうです。
次はエリコという街に向かいました。
エリコはイスラエル最古の街だそうです。
行く途中にグランドキャニオンのような大自然の絶景がありました。
グランドキャニオン見たこと無いけど(笑)
エリコに到着。
観光地っぽさは無くさびれた感じだったが一つだけ大きな駐車場を持つレストラン&土産屋にタクシーは入りました。
提携しているのでしょう。
こういうパターンよくありますね。
レストランは一番安いメニューで65シュケル(2000円)くらいです。
完全に観光地価格です。
レストランの敷地の外に出ると小さな売店がありました。
そこでジュースとパンを2個買い10シュケル(300円)。これで充分です。
現地の人が行かない店に行っても面白く無いです。
タクシーに乗り込みエルサレム方面へ。
タクシーでそのままエルサレムには行けないみたいでバスに乗り換えました。
タクシー代払ったらチップ請求された。ちょっとチップ文化にも慣れてきましたが、払いませんでした。
バスは8シュケル。
バスに乗ると何のチェックも無くすぐにエルサレムに着きました。
ダビデ王の墓とフリーメイソン
キリストが最後の晩餐をしたとこへ行ってきました。
かなり迷いましたが無事到着。
絵で見た煌びやかさは無く殺風景な部屋です。
ここで2000年前に飯食ってたのか。何を食ってたんやろうな。
同じ建物の1階にはダビデ王の墓がありました。
キリストは元々ユダヤ教だったとか。なんか関係があるのかな。
※ここからは旅から帰った後にテレビで見たものを追記しています。
都市伝説の番組で、ダビデ王の墓に刻まれている紋章は、キリストとユダヤ、イスラムのマークを全て重ねたものらしいです。
つまり元は1つの宗教だったそうです。
そして、ダビデ王の息子がなんかの理由で国を追われたときに作った団体が後のフリーメイソンらしいです。
パレスチナでの宿 イブラヒムじいさんの家
イスラエル観光でのホテルはオススメが二つあります。
イブラヒムじいさんの家
一つは有名なイブラヒムじいさんの家です。
ご飯無料で食い放題で75シュケル(2200円くらい)。
ただ、狭くてwifiは3階まで行かないと使えません。
治安が悪く夜は危なくて外出は出来ません。
イスラエル、パレスチナを感じたいのであればいい宿です。
銃声とか催涙弾の音が聞こえるけど宿の中にいれば安全です。
僕も宿泊した日に銃声が聞こえました。催涙弾のようです。
パン!パン!と音がしたら旅慣れした人達が一斉に窓を閉め始めました。
それがやけに生々しく怖かったです。
メンバーには女性がいるので、1泊だけして翌日はパルムに戻りました。
イブじいの口癖は「welcome!!」と「eat!!」です。
とにかく食わせようとしてきます。
昼食ってから来たけど、どんどん食えって言われて腹がパンパンです。
イスラエル料理結構美味しいし、水も水道水で作ったジュース飲んだけど大丈夫でした。
イブじいは結構有名人らしく、クリントン大統領にも会ったことあるとか。
来年はオバマ大統領と会うとか。
特別な人でパスポート無しでいろんな国に行けるらしいです。
逆に入れない国もたくさんあるらしいですが。
ニューパルム
もう一つはニューパルムってとこです。
ドミトリーで60シュケル(1800円くらい)です。
宿はきれいで繁華街にあってイスラエル人ばかりで安全です。
え?イスラエルめっちゃいい国やん!って思いたい人はこっちがいいですね。
ネットも日本並みにサクサク動きます。
シャワーもホットでシャーシャー出ます。
ご飯は外食かキッチンがあるので自炊です。
外食はまっじでアホみたいに高いです。死にます。
まとめ
今までは宗教に無頓着でしたが、イスラエルでは宗教の重さを感じてこれたかと思います。
帰ったらお寺におじいちゃんのお墓参りに行きたいと思います。
その後無事にキングフセインブリッジを通ってヨルダンのコーダホテルまで帰ってこれました。
みんな疲れていたのか帰りのタクシーは爆睡でした。
僕は元々寝つきが悪いためなかなかタクシーとかでは寝れません(笑)
エベちゃんは元々美容師で、ヨルダンの宿で髪の毛を切ってもらい、黒い部分を金髪にしてもらいました。
コメントを残す