バラナシで出会った馬場君。
彼はひげ面だけど大学生で、英語もペラペラ。将来はアメリカでバンド活動をしたいそうです。
そんな彼がインド北部のマナリという村を教えてくれました。
マナリは温泉が湧き出ていて、誰でも無料で入れるそうです。
温泉好きの僕にはたまらん情報でした。
まさか海外で温泉に入れるなんて!!
次の目的地はマナリに決まりです。
9/26(金) バラナシ(インド)→デリー(インド)→マナリ バシシト(インド)
バラナシからデリーへ電車移動
バラナシからデリー行きのチケットはバラナシ駅で購入します。
コルカタから来たときに到着したムガルサライ駅ではありません。
チケットは英語が話せる馬場くんについて来てもらって買いにいきました。
チケットはこのおじさんから購入しました。
「デリーデリー」って行ってたら出発日時を手書きでリストアップしてくれて、その中から都合の良いものを指さしたっら出てきました。
観光客が多いからか、そういうところ柔軟ですね。
てか、このおじさんすごいです。
たぶん電車の番号から発着時間も全て記憶しています。
長年電車の案内とか仕事にしていたか、ただのオタクです。
帰り道にさるがいました。
インド人でも珍しいのかみんな写真撮ってた。
チケットを取った翌日、荷物をまとめ再度駅に向かいました。
駅に入って電車を探そうと思ったら目の前のやつでした。
近くのおじさんに聞いたら車両まで教えてくれた。
インド人は教養のある人は普通にいい人です。
ベッドはドイツ人と思われる人と一緒のエリア。
インド人より安心出来ます(笑)
明日にはデリーに到着です。
朝5時におしっこしたくなって目が覚めました。
下を見るとドイツ人がみだらな格好で寝てて、その横のベッドでインド人が瞑想しています。
(あー俺今旅してるわー笑)
一つ一つが日本ではありえなくて面白い。旅最高です!
電車は8時に時間通りデリーに到着しました。
遅れるって聞いてたけど日本並に正確でした。
デリーからマナリへは地獄のようなバス移動
今日デリーに着いたばっかりやけど、夜行バスでマナリに向かいます。
マナリは凄くいい街で詐欺とか全然いないらしい。
ご飯も美味しくて宿も安いとかめっちゃ楽しみ!
でも今日言って今日バスとれるのかな?
どこでバスのチケット購入できるんだろうか。
色々不安やけどそれも旅。精一杯前に進もう。
電車を降りるとすぐに群がるタクシーとかオートリキシャのドライバー達。
「いい旅行会社があるぜ!」とか言うけどそれ詐欺やもんな。知ってるよ。
日本語でそれ詐欺でしょ?って言ってやったら黙った。通じるんかい!
調べてた日本人宿は迷いながら歩いて30分ほどで着きました。
宿泊はしないけど夜まで宿にいれたらいいなと思いやってきました。
宿は宿泊だと350ルピーで、半日だと200ルピーだそうです。
ついでにマナリー行きのバスのことも聞くと、宿で取得代行してくれました。
手数料で200ルピー取られるけどシーズンも終わっていてバスが調べてたより安くなってるから取ってもらいました。
エアコンとリクライニング付きのバスが手数料込みで1000ルピー。2000円くらい。安い。
共有スペースに行くと大学生の女の子がいました。
まるまる3日間電車に乗ってたらしいです。すげーw
面白い人発見して一緒に昼飯行ってきました。
腹も膨れて僕は先に宿に戻りまったりしていると、さっきのJDが大量にお土産買って帰ってきた。
学祭で売るらしい(笑)
この子まじで面白い(笑)
バス停までは1時間ほどかかるらしいので、余裕を持って2時間前に出ました。
まず電車に乗ります。
デリーめっちゃ都会です。
地下鉄に乗ったのですが、駅も電車も日本みたいで、歩いてる女の子も都会感あって普通にかわいい!
しかも25ルピー(50円くらい)でめっちゃ安い。
真面目そうな人に降りる駅を聞いたら丁寧に教えてくれました。
しかもその駅になったら肩叩いて教えてくれた。優しさがしみる!!
日本語がちょっと分かるオートリキシャのドライバーを発見。
30ルピーでバスステーションまで行ってくれました。
思いの他スムーズに到着したので、待ち時間に近くの屋台で奇妙な唐揚げみたいなの買って食べました。美味しくなかったです。
なんかチケットに書いてあるバス名と違うけど、バス整理をしてるお兄さんがこれだと言うバスに乗車。
中はめっちゃきれいです。
しかも、水と映画付き!最高!
映画さっぱり言葉分からんけど、映画を見て爆笑してる乗客が面白い(笑)
ダンスいっぱいなこの映画を映画館で見たかったな。
日が暮れてくるとバスの中は極寒になってきました。
宿の受付の人に聞いていたので、ダウンをサブバッグに忍ばせておいて正解でした。
夏にキンキンにエアコン聞かせて、分厚い布団で寝るの気持ちいいですよね?
何時に着くんや?
8時到着予定でしたが、8時の時点で休憩所に停まっています。
前半は快適だったバスも、後半は山の中に入りデコボコ道になり、それがめちゃくちゃしんどかったです。
バスの中極寒やし道悪過ぎて揺れまくる!全然寝れん!
休憩中あんまり暇やったでインド人にターバンの巻き方を教わった。
ターバンが妙にしっくりきてるから巻き方を教えてもらったらただ横に巻いて挟んでるだけでした。
13時ごろようやく到着しました。
長かった・・・後半12時間くらいは揺れるし寒いしでほぼ寝れなくて疲れました。
マナリ到着!ネギゲストハウスという日本人宿
とにかく無事マナリに到着しました。
バスステーションからはオートリキシャに乗りバシシト村までいきました。
200ルピーと言われましたけど、100ルピーで行ってくれました。
なんだかオートリキシャはどこでもこんな感じですね。
バラナシで出会った馬場くんから聞いていたネギゲストハウスというところに向かいました。
どこにあるか探そうと思ったら目の前にありました。
宿は激安で、シングルで150ルピー。
ダブルで300ルピーでした。
ダブルでも600円なら全然ダブルでもよかったけど、シングルが空いていないということで、ダブルの部屋をシングル料金で貸してくれました。
でもこの部屋1階にあり、wi-fiのルーターは4階にあるため電波が届きません。
普通にダブル料金払うから、明日もっと上の階の部屋に変えてもらいます。
水墨画しんぺいくんとの出会い
温泉に入りたいけど、温泉は一旦置いといて、飯に行こうと思います。
宿を出ようと思ったら宿の前に日本人が。あらいさんというすごくまったりした雰囲気の男性(37)です。
美味しい店を教えてもらおうと尋ねたらちょうどご飯行くとこだったらしく一緒に行くことにしました。
今まで大学生だらけだったので、なんかいつもと調子が狂いいます(笑)
野菜カレー70ルピー。140円。安い!そしてうまい!
優しいおじさんが作ってくれたカレー最高です。
カレーを食ってるとイケメン登場。
しんぺいくん。28歳。
水墨画を描きながら旅してるらしいです。
旅人みたいでかっこいい!笑
マナリバシシトの温泉
バシシト村に到着した日は疲れ過ぎていて、シャワーもあびずに寝てしまいました。
ということで、朝からさっそくバシシト村の温泉に入ってきました。
温泉は宿のすぐ近くのお寺で入れるようです。
しかも無料です。
温泉と言っても日本のようにすっぽんぽんで入ったりはしません。
体を洗ったりしますが、みんなパンツだけ履いたまま入ります。
温泉の水は何やら白い塊がたくさん浮いています。
しんぺいくんの説明によると、温泉に含まれる成分で、日本だときれいに濾して出てきますけど、ここはインドなのでそのまま出てくるそうです。
とは言っても垢みたいに見えてしまいます(笑)
あと、日本の旅館のようなものではありません。
お寺の一部で、体を清める場所という位置づけです。
なので日本の温泉のように贅沢感はありませんが、無料で入れます。
バシシト山奥の滝
モーニングに山を少し登ったとこにあるレインボーカフェへ行きました。
サンドイッチが120ルピー(240円)。
ちょっと高いけど、めっちゃでかいのが二つも出てきたで1個はお持ち帰りし、それを持って滝に遊びに行きました。
バシシト村を入り口と反対方向へ2kmくらいすすむと滝があります。
20分ほどで滝に到着しました。
滝では金持ちそうなインド人が遊んでおり、僕らも服を脱いでパンツ一丁になり滝に飛び込みました。
これがヒマラヤの滝かー!
標高が高いからかちょっと寒かったです。
Tシャツで体を拭いて、べちょべちょパンツの上からズボンを履いてTシャツも着て帰りました。
気持ち悪い(笑)
マナリバシシトのグルメ
インドなのでカレーはどこでも美味しいですが、ここマナリはモモという料理も美味しいらしいです。
僕はタイミング悪く、材料が無かったり店が休みだったりで食べれませんでした。
それと、ヒマラヤの向こうは中国です。
なんとなく料理に中華の雰囲気もあります。
チョーメンという焼きそばのような料理があるのですが、飯を炒めてチャーハンですよね?麺を炒めてチョーメンて語源は中国のような気がします。
レインボーレストラン
村の中心はちょっとした広場になっており、そこに温泉が出るお寺もあります。
その広場から山側に登っていくとレインボーレストランというレストランがあります。
ここは、村全体を見下ろせ、ヒマラヤの景色も楽しめるのでおすすめです。
バシシトからのヒマラヤは午前中に日が当たりきれいに見れるため、朝食がおすすめです。
ミーナカフェ
ミーナカフェは奥さんが一人で切り盛りしているお店です。
すごく優しい人で、いつも愛想よくニコニコしています。
値段も安いため僕はよく利用しました。
安い分、量が少し少ないですが、日本人の胃袋にはちょうどいいです。
カレーだけでなく、チャーハンもあります。
韓国料理屋
バシシト村を奥のほうに進んでいくとひっそりと韓国料理屋がありました。
滝に遊びに行った帰りに発見しました。
しんぺいくんの最後の夜にたまには贅沢しようと入りましたが、ビールや焼肉が身にしみます!
貧乏旅行をコンセプトに旅に出ましたが、仕事もしていて収入もありますのでたまにはありです。
お会計は一人1000ルピー。2000円でした。
日本で食べることを考えるとだいぶお得ですけど結構ビールも飲んだのでちょっとやりすぎたかな?笑
めっちゃ疲れてアルコールも入ってーしんぺいくんも俺の部屋で爆睡。2時に起きれるかな?
ふじレストラン
ふじレストランは、ネギゲストハウスの屋上にあります。
おくら丼めっちゃ美味しいけど150ルピー。300円くらいします。
日本の価値観だと安いけど、インドにしたら少し高いかもしれません。
日本食が恋しくなっても味噌汁まで飲めるから最高です。
景色もよく、朝起きると僕はいつも屋上のレストランで仕事をしていました。
ヒマラヤを見ながらお客さんのHPを更新したり、ブログを更新したり。
日本の満員電車のような世界とかけ離れた世界で仕事が出来るのは最高に気持ちいいです。
しんぺいくんの水墨画(おまけ)
しんぺいくんは水墨画を描きながら旅をしています。
そのしんぺいくんの水墨画を路上で描くというパフォーマンスの写真係として見てきました。
温泉のすぐ横にある看板に紙を貼り付けて、筆とか準備しているしんぺいくん。
真っ白の紙を眺め、ガチな空気になっていく。
興味津々のインド人も黙り込む。
紙を折ったゴミみたいのに墨をつけて描き始める。
どの部分を描いているのか何を描きたいのかさっぱり分からんけど始まった。
あ、枝や!木描いてるんか!
次は山やま!
みるみる完成していく。まっじでうまいしかっこいい!
アーティストっていいな。
まじでかっこいい。
日本に帰ったら絵を売ったりして生活していくそうです。
まとめ
インドはデリーからコルカタのラインに近ければ近いほど治安が悪くなるらしいです。
そして田舎のほうへ行けばいい人ばかりになるそうです。
たしかに。
マナリはヒマラヤの麓で、デリーからだいぶ北上してきたド田舎の村です。
レストランも宿もお土産屋さんもみんないい人でした。
バシシトの入り口からすぐにレストランがたくさんありますが、どこの店もアットホームな感じで、蜂蜜がほしいと言うとビンごと出してくれました(笑)
正直インドは旅レベル高めな国で、もう来たくはありませんが、このマナリはまた来たいなと思います。
あ、今日2週間ぶりにひげ剃りました。新鮮です(笑)
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